SEO効果について意見の分かれるところである画像の代替テキスト(altタグ)について、「画像の代替テキスト(altタグ)とは?」というところから解説していきます。
私の解釈だけでなくGoogleの見解も紹介いたしますが、結論としては「代替テキストにはSEO効果がある。ただしアイキャッチ画像として使う場合は例外もある」ということです。
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画像の代替テキストとは?
画像の代替テキストとは 「記事に挿入した画像について説明するテキスト」のこと です。
- クローラーに対して、その画像が何についての画像なのかを伝える
- ブラウザで 画像が表示されない/画像の読み込みが遅い 時に代替テキストを表示する
- (視覚障害者の方などが)音声ブラウザを使う時に代替テキストを読み上げる
例えばこちらの画像を見て私たちは「バス停のそばに白鳥がいる」と認識できますが、Googleのクローラー(AI)からしてみれば何の画像なのかを認識できませんよね。
でも代替テキストに「バス停のそばで休む白鳥」などと入力しておくことでクローラーに認識してもらえるようになります。
また、何らかの理由で 画像が表示されない/画像の読み込みが遅い 場合には、↓
というように自分が入力した代替テキストが表示されます。
次に、音声ブラウザではどうなるかについて説明いたします!
昨日バス停に行ったら白鳥がいました。 ![]() というブログ記事を書いて、画像の代替テキストのところに「バス停のそばで座っている白鳥」と入力してあるとしたら… 昨日バス停に行ったら白鳥がいました。 バス停のそばに座っている白鳥 驚いて思わず写真を撮りました。 という風に読み上げられます。 |
altタグにはSEO効果があるので活用しよう!
altタグというのは代替(alternative)から来ている言葉で、代替テキストと同じ意味です。
最近「代替テキストはSEO面であまり意味がない」と書いてある情報を目にすることがたまにありますが、はたしてaltタグにSEO効果はないのでしょうか?
いえ、altタグにはしっかりとSEO効果があります!
実際GoogleAnalyticsで検証しても画像検索結果からの流入はありますので、ぜひaltタグは活用していきましょう。
ワードプレスでaltタグを付ける方法は、メディアライブラリで「代替テキスト」のボックスに入力すればOKですね。
代替テキストについてのGoogleの見解は?
Googleの代替テキスト(altタグ)に関する見解を、先ほど紹介した白鳥の画像を例に上げて解説いたします。
Googleの見解としては、代替テキストを「鳥」とするよりも「白鳥」とする方が良く、更には「バス停のそばで休む白鳥」というように、より具体的に記述するのが望ましいです。
→ Search Consoleヘルプページの画像についての説明
また「バス停 休む 白鳥」よりも文章にした方が良い点については、
ファイル名とalt属性は、簡潔かつ説明的なものが理想的です。
と紹介されています。
代替テキストを付ける上での注意したい4つのこと!
SEO効果のある代替テキスト(altタグ)ですが注意点が3つ、そして画像のファイル名に関する注意点が1つあります。
SEO効果を期待するあまり、やみくもに使わない!
例えば
白鳥,販売,珍しいペット,育て方,エサ |
などのように、キーワード詰め込み型の代替テキスト(altタグ)にしてしまうとGoogleからスパム扱いされてしまいます。
代替テキストを使った画像の近くには適切な文章を!
ページ上の画像の周りにその内容(キャプション、画像のタイトルなど)を記述すると、画像の題材についての重要な情報が検索エンジンに伝わります。たとえば、自家栽培のトマトを紹介するページにシロクマの写真を載せると、polarbear.jpg の題材について、検索エンジンにわかりにくいメッセージを送ることになります。
可能な限り、画像のそばに適切なテキストを配置するようにしてください。また、わかりやすいタイトルやキャプションを画像に付けることもおすすめします。
引用元:SearchConsoleヘルプ(画像)
確かにGoogleさんのおっしゃる通りです。
トマトのページにシロクマの写真なんて、チグハグ感甚だしいですね!
アイキャッチとして付けるだけの画像に代替テキストは不要な場合も!
記事の内容に直接関係のない飾りの用途のみで貼る画像については代替テキストを付けない方が良いという意見が増えてきています。
私もこの意見に同意するんですが、その理由を解説いたしますね。
例えばフリー写真のサイトからダウンロードしたこんな画像↓に対して、
あなたは「就活時のコツ」という代替テキストをつけたとします。
でも他の人は同じ画像に対して「エレベーターを使わずにダイエット」というaltタグを付けたとしたら…
Googleのクローラーは混乱してしまいSEO効果は期待できない訳です。
WordPressのアップデートに伴いメディアライブラリの代替テキストのところに…
「画像が装飾目的のみであれば空欄にします。」という一文が表示されるようになりました。
やはりアイキャッチ目的の画像に代替テキストは不要という認識で間違いないですね。
もちろん、イチゴに関する記事にイチゴのフリー写真を使いイチゴという代替テキストを使うのであればSEO効果が期待できるかと思いますので、代替テキストは入力していきたいですね!
画像のファイル名は適切なものに!
こちらは代替テキストとは直接関係ありませんが、Googleのaltタグに関するページと同じページに記載があったので、併せて紹介しますね。
ファイル名は、Google で画像の題材を知る手掛かりとなります。画像の題材がわかるようなファイル名を付けるようにしてください。たとえば、my-new-black-kitten.jpg(「我が家の新しい黒い子猫」という意味のファイル名)は IMG00023.JPG よりずっとわかりやすい名前です。わかりやすいファイル名はユーザーにとっても便利です。画像が見つかったページに画像に適したテキストが見つからない場合、ファイル名が画像のスニペットとして検索結果で使用されます。
引用元:SearchConsoleヘルプ(画像)
ファイル名は、面倒でもImage.jpgなどから変えることをおすすめします。
ただし、あまりに長いファイル名も良くないとされていますので、ほどほどの長さの名前を付けましょう。
どのくらいのファイル名が「長い」とみなされるのかは不明ですが、Google公式ヘルプがmy-new-black-kitten.jpgを例として使っているくらいなので、半角19文字であれば「長い」という扱いにはならないことが分かると思います。
代替テキスト|さいごに
今回は画像の代替テキスト(altタグ)について、Googleの見解に基づいた私の意見を紹介しました。
- 代替テキストにはSEO効果あり
- altタグは単語ぶつ切りではなく説明文で
- キーワード詰め込み型はNG
- 画像の近くに適切な文章を
- アイキャッチ画像に代替テキストは不要
というポイントを意識して、適切なSEO対策をしましょう!
また(代替テキストの話ではないですが)画像には適切なファイル名を付けましょう。