ヘアドネーション(髪の毛の寄付)はロングヘアの人なら手軽に参加できるボランティアで、ここ数年でメジャーになってきていますよね。
でも色々と条件があり、せっかく善意で髪の毛を送ってもウィッグに生まれ変わらずムダになってしまうケースもあります。
「15cmから寄付可能なの?」といった長さの目安や「白髪や癖毛は嫌がられてしまうの?」なんていう疑問にもお答えします。
ちなみにこの記事のトップに載せている写真は、私が2回目にヘアドネーションした時のビフォー・アフターです!
本日、人生3度目の髪の毛の寄付をしてきました!
2年ぶり3度目の(←甲子園か笑) #ヘアドネーション
寄付した髪は病気やケガで髪を失った人の医療用ウイッグを作るために使われます。#ヘアドネ #jhdac #ジャーダック
ヘアドネーションのリピーターが寄付の仕方を画像で解説!賛同美容院以外でも髪の毛の寄付はできる?https://t.co/Atwq5hynnM pic.twitter.com/haPR6fjvQJ— 美紀💻ライフスタイルにシゴトを合わせる (@Miki_gourmet) 2019年7月10日
ここ数年で「ヘアドネーションをしてみたい」という人が増えている印象です。私は今日人生で3度目のヘアドネーションをしてきたのですが…2年ぶり3度目の(←甲子園か笑) #ヘアドネーション寄付した髪は病気やケガで髪を失った人の医療用ウイ[…]
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ヘアドネーションとは?
ヘアドネーションとは、文字通り
- Hair 髪の毛
- Donation 寄付
髪の毛を寄付することです。
ヘアドネーションにより寄付された髪の毛は医療用ウィッグとして生まれ変わり、
- 小児がん
- 無毛症
- 先天性の脱毛症
- 不慮の事故など
で髪の毛を失ってしまった子ども達のために無償で提供されます。
ヘアドネーションはアメリカで始まったボランティア活動で、今では世界に広まっています。
日本では2009年にJHDAC(Japan Hair Donation & Charity)というNPO団体が設立され、芸能人なども髪の毛を寄付をしていることなどで徐々にメジャーになりつつありますね。
条件について|15cmでも寄付できる?
ヘアドネーションを受け付けている団体によっては15cmでも寄付可能です。
時折り25cmという数字が話題に登ることもありますが、アメリカに10インチ(25cm)から寄付を受け付ける団体があるからでしょうね。
また、先程も少し触れたJHDACという団体は基本的には31cm(12インチ)から寄付可能としていますが
31センチ以下の髪の毛も、31センチに満たない場合も、無駄になることはありません。JHDAC-髪の毛を送るより引用
とホームページに記載があります。
これは31cm以下の髪の毛については転売して資金を得ることで間接的な支援となるという意味です。
ただ私は、
と思うので、がんばって髪の毛をのばしてから31cm以上寄付しています。
私がお世話になっているヘアドネーション賛同美容室の美容師さんも「少しでも”ボツになる髪が少ないように”」と、レイヤーが入っている部分の1番短い部分で31cm測ってくれます。
そして、私の希望で31cmよりも更に余裕を持った長さでカットしてもらって寄付していますよ。
白髪や癖毛、パーマヘアも受け付けてもらえる?
31cmからヘアドネーションできる「JHDAC」さんと15cmからヘアドネーションできる「つな髪」さんでは、ヘアドネーションを受け付けている髪の条件が異なりますので紹介いたします!
31cmから寄付可能なジャーダックの条件
JHD&Cは白髪や癖毛もヘアドネーション可能ですので、どうぞ安心して寄付してください!
また、天然の癖毛以外にもパーマヘアでも大丈夫です。
カラーやブリーチをしていても、多少のダメージがあっても大丈夫!
年齢・性別・国籍も問いません。
それは、ジャーダック側でウィッグを作る際に一旦トリートメントやストレートパーマ、カラーリングを施して均一な髪のコンディションにするからです。
ただし、引っ張ると切れてしまうような極端なダメージヘアではうまくウィッグを作ることができません。
極端なダメージヘアの方は、まず髪のコンディションを整えて少し伸ばしてから寄付すると良いと思います。
15cmから寄付可能な「つな髪」の条件
「つな髪」さんで寄付を受け付けている髪の条件は下記のとおりです。
- 髪の長さ15cm以上または31cm以上
- 年齢、性別、国籍は問いません
- ヘアカラーをしていてもOK
※ヘアカラーによってウィッグ制作の用途が違います。
引用元:つな髪「寄付が可能な髪について」
また、カラーの度合いによっては実際に子どもたちの手に渡るウィッグになるのか練習用のウィッグになるのかの違いがあるようです。
詳しいカラー見本はヘアドネーション可能なヘアカラーについてに載っていますので参考になさってみてください。
寄付の受付ができない髪は下記のとおりです。
- ブリーチした髪
- 白髪・白髪まじり
- パーマを当てた髪(ストレートパーマも含む)
- 天然パーマの髪・くせが強い髪質(縮毛矯正やストレートパーマが必要な程度)
- 縮毛矯正をした髪
- 傷みが激しく引っ張ると切れてしまうような髪
つな髪さんが白髪・白髪まじりの髪の寄付を受け付けてない理由は、髪本来の質感を残したナチュラルな髪でウィッグを提供するために洗浄殺菌しか行っていないからだそうです。
ウィッグは子どもさん達に送られるものなので、白髪・白髪まじりの髪は向いてないということですね。
ヘアドネーションのその他の注意点
3回目の寄付でもハサミを入れる瞬間はドキドキします♪
- 寄付する髪の毛は完全に乾いていること(防カビ)
- ゴムでまとめてから髪を切る(髪を切ってからまとめたのでは長さや向きがバラバラになる)
- 送る際、他の人の髪の毛が混ざらないよう一人分(同一人物)の髪の毛は束を1つにまとめる
その他の細かい注意点(髪を束ねる箇所など)は各団体のホームページを参考にしてみてください。
賛同美容室で行うのが手っ取り早いかも!
寄付する髪を送付するにあたり面倒な注意点があることは、ウィッグを作る工程上で仕方のないことですね。
私は、色々と自分でできる自信がないため(笑)賛同美容室でカットしてもらっていますよ。
もちろん、上記賛同美容院以外の一般の美容室でホームページの画像を見せるなどして
「ヘアドネーションしたいので、ドライして結んでからカットしてください」 |
などとお願いすれば対応してもらえないことはないようです。
理由は
- 美容師さんへの説明が面倒
- カットしてもらった髪の毛を持ち帰って結局は自分で送らないといけない
という面倒くさがりな理由です。笑
賛同美容室で髪の毛をカットすれば美容室から団体へ髪の毛を送ってもらえるので、自分で送る手間も省けますので。
ちなみに私がお世話になっている賛同美容院では、ヘアドネーションのカット料金も普通のカット料金と変わらないんですが、お店の売上からその場で募金箱に10%の額を寄付してくれます。
私がヘアドネーションを行っている賛同美容室は「名古屋の完全予約制、隠れ家 美容室 Pur hair」です♪
こんな悲しいツイートを見かけました。
ヘアドネーションする為に2年半伸ばした45cmの髪を賛同サロンに捨てられてた・・
ショックすぎて頭おかしくなりそう・・
もちろん事務局に相談して、今は賛同サロンから強制削除されはりました・・
ヘアドネーションをお考えの方、人の善意を平気でふみにじる悪徳美容師もいるのでお気をつけ下さい。— 冴島翠 (@maruchan1017) November 14, 2019
団体によって違うみたいです!
ジャーダックというNPO法人は、住所を書いて切手を貼った封筒を髪と一緒に同封すると、かわいいハガキとロゴ入りのリボンが送られてくるそうですよ!
届くの楽しみにしていたんですがね・・
次回は確実に自分で送って、受領証をいただきたいと思います!— 冴島翠 (@maruchan1017) November 18, 2019
私は、賛同美容室のページで紹介されているサロンはきちんとしたサロンなんだと思っていましたが、こんないい加減な美容院もあるようです。
こちらのツイート主である冴島さんからも
大切な髪が今後1つも無駄にされることがないよう、ドナーの方の方からも心づもりして自衛できるよう、たくさんの方に拡散希望いたします!! |
と仰っていただき、当ブログでも紹介することにしました。
冴島さんは現在、弁護士さんに相談中だそうです。
また冴島さんのツイートにリプライ(返信)している人の中で「ドネーション可のサロンが知識不足だった」と書いている人もいます。
「ドネーション可」というのが賛同美容室として掲載されていたということを意味するかまでは分かりませんが。
ヘアドネーションが必要な理由
ヘアドネーションで人毛が必要な理由を紹介しますね。
アクリルなど化繊でできた人工毛のウィッグであれば値段も安く済む上に大量生産が可能ですが、やはり人の髪の毛とは明らかに見た目が違います。
特に、近くで見られた時や風が吹いた時、雨に濡れた時に不自然さが露呈してしまい、”いかにもウィッグ”ということが分かってしまいます。
ただでさえ髪の毛を失ったことで傷ついている子どもたちは、ウィッグであることが人に分かってしまうことで二重に傷ついてしまうのです。
また、1つのウィッグを作るためには約20〜30人分の髪の毛がないといけないので、多くの人の寄付が必要だそうです。
ヘアドネーション|まとめ
今回は、ヘアドネーションについて紹介しました。
髪の毛を寄付することで病気や怪我などでウィッグが必要な子どもたちの役に立てるということを数年前に知って以来「髪を伸ばしては寄付」を繰り返しています。
先日、2回目の寄付をしてきた時のことを記事にまとめました!
(2019年7月には3回目の寄付をしてきました)
ここ数年で「ヘアドネーションをしてみたい」という人が増えている印象です。私は今日人生で3度目のヘアドネーションをしてきたのですが…2年ぶり3度目の(←甲子園か笑) #ヘアドネーション寄付した髪は病気やケガで髪を失った人の医療用ウイ[…]
ちなみに、ウィッグ製作にかかる費用は1つにつき約10万円だそうです。
寄付を募っている団体もありますので、気持ちに余裕のある方はボランティアしてみてはいかがでしょうか?
現在は起業家として活動している私がOL時代(2016年)にオランダのアムステルダムへ出張へ行った時の回想録です。ネコ好き(というか動物全般好き 笑)な私がオフの時間を利用して絶対にしたかったことが 保護猫のボートハウス《蘭:De[…]